■剣道小ネタ2周目あとがき■

1年目終了時に「今後は更新をゆっくり」と書いた筈だったのですが、ちっともゆっくりになりませんでした。
そして収録人物は50名以上、データページは100を超えました。
同じ人物でも、私の勉強の度合いによって、表記が変わったり情報を更新、修正・訂正して続いております。
2年前に比べるとウィキペディアなどの検索機能が充実して、もうこのページの必要性は少ない様にも思います。
ただ、子供たちの話題に近く、低い視線で、分かり易く、を目的としているのは余りないようにも思いますので、まだもう少し、続けようかと思っております。
感想など、ひと言でも頂けましたら幸いに存じます。

■剣道小ネタ1周目あとがき■
 こどもたちに拙いながら剣道を教える立場になった時に、まず思ったのは自分の力不足でした。
これは自分が勉強しなくては、とは思ったものの、剣道は文武両道とは言いながら体系的に学べる剣道史、哲学、禅学の本があまりありません。
だとしたら「剣道」が始まった近代の達人に学ぶしかない、とよれよれ仕乍ら手探りを始めました。

 こどもたちは好きなサッカー選手や野球選手の名前は挙げられるのに、自分のやっている剣道の達人って誰だか知りません。
剣道の最高峰・範士十段ってどんな人?剣道形を作った5人の先生ってどんな人?理想の剣道の先生ってどんな人?
先達の歴史を学ばせて頂くことは、現在を生きるこどもたちと近代に生きた達人たちとの共存を図ることに繋がるかもしれない、と思ってこの連載を始めました。

皆が尊敬し、崇拝されているような高名な先生方を、面白おかしく4コマに押し込めることに批判もありました。
私の歴史認識の不足や、思想の未熟さ、漫画技術の至らなさで不快な思いをされた方々にはお詫び申し上げます。

 「私の話を聞いて、剣道理念に謳われている本当の剣道を修行する人が少しでも増えるならどんな協力でもする」
と刀耕先生が言っていらしたので、私がやっていることが、誰かの何かの助けになればいいと思って描き続けました。
自分のやっていることが、正しいことなのか、他人を穢すことなのか、迷いながら悩みながら、何だか紙一重の中で描いてきた気がします。

 この連載のお陰で、私のような剣道の実力の者では到底お話できないような先生方からお話して頂く機会に恵まれました。
「読んでいますよ」
この一言がどれだけ心の支えになったか知れません。

 今後は、もう少し速度を落とした連載になります。
漫画の方を少しづつ充実させていく予定です。 こどもたちと剣道を続けていく上で、何かの参考になりましたら、
描いている私に宛てて一言添えて下さいましたら、こんなに嬉しいことはありません。

お付き合い下さいまして有難うございました。
今後とも、どうぞよろしく。

2012.7月.風斗碧 拝

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