『絵本三国妖婦伝』目次
「 九尾狐」『山海経』より
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はじめに
殷の妲己編
(01)
蘇妲己 殷の紂王を惑わす摘星楼の遊宴
(02)
呂子牙奇術樵夫の難を救ふ #西伯熊を夢見る
(03)
西伯子牙の庵を訪ふ話 #子牙を太公望と改め軍師に拝す
(04)
太公望、雲中子に遇ひて照魔境を得る #雷震が伝
(05)
周の武王、殷を伐って亡ぼす #太公望妖狐を斬らしむ
国芳『九尾の狐』
天竺の華陽夫人編
(06)
悪狐天竺に至る #鶴氅裘(かくしょうい)の由来
(07)
班足太子遊宴 #華陽夫人太子を蕩かす
(08)
悉達太子、仏道を弘 #悪狐花園に眠って傷つく
(09)
棄叉忠死(きしゃちゅうし) #名医者婆華陽夫人の脈を診ず
(10)
耆婆(ぎば)、孫晏(そんあん)に会す #華陽夫人、耆婆と問答
(11)
華陽夫人、耆婆(ぎば)と医学を論ず #耆婆、霊夢を蒙る
(12)
耆婆(ぎば)、金鳳山に薬王樹を得る #華陽、正体を顕し塚の神の跡を留む
暁斎『九尾の狐』屏風
周の褒姒編
(13)
周廬氏、懐妊19年にして産す #悪狐再び唐土に化生す
(14)
褒姒、周に幽王を昏迷せしむ #犬戒(げんじゅう)の兵、幽王を弑す
能『殺生石』
日本の玉藻前編
(15)
仲麻呂の亡霊、吉備大臣を佐(たす)く #吉備公、野馬台の文を読む
(16)
吉備大臣帰朝 #妖狐謀って日本に渡る
(17)
坂部行綱、嬰女を拾ふ #藻女(みずくめ)和歌を捧げて官女に補せらる>
(18)
藻女(みずくめ)に因て行綱恩顧(ゆきつな、おんこ)を賜ふ #小町以上女房歌道名誉の話
(19)
高陽殿(こうようでん)に藻女(みずくめ)身より光を放つ #安部泰親(あべのやすちか)易道(えきどう)の妙を究む
(20)
玉藻前泰親と問答の事 #玉藻前が弁舌、衆を驚かす
(21)
泰親、恥辱を受ける #加茂大明神託宣
(22)
安倍泰親、祈祷を修す #玉藻前帝都を去る
(23)
狐、奈須野の原に逃げ隠る #奈須八郎野干狩
(24)
狐、人民を傷(そこな)ふ #八郎上京して返事を奏す
(25)
狐、泰親に化けし八郎を誑(たぶら)かす #山鳥の尾を以って化生を知る
(26)
大内に於いて狐狩り稽古犬追う物の権与 #三浦上総両介(みうらかずさのりょうすけ)那須野へ発向(はっこう)
(27)
両介那須野の原狐狩り #泰親、降雨の法を行ふ
(28)
悪狐 石に変じ災いをなす #貴僧殺生石を教化し毒に遇ふ
(29)
玄翁 殺生石教化問答 #玉藻神社勧請
完結
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